第1回 株式会社インテリア紅葉 佐々木剛さん

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第1回 株式会社インテリア紅葉 佐々木剛さん

2013.07.22 |  はたらこ取材班が行く!社長に会いたい

みなさんは、会社の「顔」である社長さんがどんな人なのか、気になりませんか?

 

はたらこスタッフは、宇部の元気企業の社長さんに突撃インタビューを敢行し、仕事のこと、社員のこと、そして会社の未来についてじっくり語っていただきます! 

 

記念すべき第 1 回は、株式会社インテリア紅葉さん。
こちらの会社は、壁紙やカーテンなど内装を行う会社として昭和 47 年に創業。この業界で はパイオニア的存在で、初代からの「先見の明」の遺伝子を受け継ぎながら、常に時代の ニーズを敏感に読み取り活躍されている元気企業です。
 
今回は、現在の社長である三代目の佐々木剛さんにお話を伺いました。
 
 
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『プロの機械や技術を使わずに、誰でも簡単に壁紙を貼れる
「オリジナル生のり付壁紙」の開発と「壁紙教室」。
これが、わが社の転機になりました』 
 
 
―まずは、数年前に新聞などでも大きく取り上げられていた「オリジナル生のり付壁紙」 について教えて頂けますか?
もともと、「壁紙貼り」は新築やリフォームなどの際に工務店さんなどの下請けとして行う のがほとんどでした。
しかし、時代の移り変わりとともに、このままの業態を続けていくと必ず尻すぼみになってくる、と会社の将来に危機感を覚えるようになったんです。そして、「では、どうすればいいのだろう?」と考えた時に、まずはこの「壁紙」の認知度を上 げることと、一般の人でも簡単に貼れる壁紙が作れないか、と思ったんです。そうすれば、 新築やリフォームのタイミング以外でも「壁紙」の出番が出てくるのではないかと。 
 
―カーテンなどは自分で替えられますが、部屋の壁紙を自分で貼り替えるのはとても難し そうですね。 
そうなんです。当時、壁紙の貼り替え作業には1台50万円近くする特殊な機械を使って壁紙にのりを付けるのですが、半日で乾いてしまって使えなくなってしまっていました。そして、プロの手でも一日がかりの重労働で、一般の方が手で塗る、なんてことは到底不可能でした。そこで、どうにかもっと簡単に壁紙を貼ることができないか、と東京の会社と一緒に開発をしたのがこの「オリジナル生のり付壁紙」だったんです。
これは、のりを塗った壁紙に特殊なフィルムを圧着させることで「乾かない生のり付壁紙」を作り、一般の方でも簡単に壁紙の貼り替えができるようにしたものです。そして、その後は一般の方にもこの「オリジナル生のり付壁紙」を知ってもらい、実際に簡単に楽しく壁紙の貼り替えができることを感じてもらおうと3年ほど前から「壁紙貼り替え教室」を始めました。
 
―この「壁紙貼り替え教室」を開催し始めてから、何か変わりましたか?
それはもう大きく変わりました。
この教室を開くことで、今までは工務店さんなどを通してしか伝えられないし、伝わらなかった「お客様の声」を直接聞けるようになったんです。 Face to Faceでお話をうかがうことができるようになったことで、お客様の好みの把握や 商品や料金の提示、工事の日程調整などがそれまでよりずっとスムーズに行えるようになったんです。
この変化は、会社にとってとても大きかったですね。 
 
 
『自分の仕事に誇りを持って欲しい。
その為に、「職人」の地位を上げていきたい。
そんな想いから生まれたのが、「壁紙マイスター」なんです』 
 
―最近、インテリア紅葉さんにオシャレなギャルソンがいる!と話題となっていますが?
それは、うちの「職人」です(笑) 「職人」というと一般的にはやはり「キツい、汚い、危険」というネガティブなイメージ があるでしょう?でも、私は自社のスタッフたちに「自分たちの仕事は、壁紙を通してお 客様を笑顔にするとてもステキな仕事なんだ」と胸を張って欲しいんです。そのための「技術」や「知識」も十分に持っていますから。さらに、名前も「壁紙マイスター」と名付け、ギャルソン風のエプロンにハンチング、特注の腰袋で従来の「職人」のイメージを払拭しました。
そうやって「見た目」や「呼び方」を変えるだけで、職人たちの意識もか なり変わってきますし、見た目もオシャレになったことで主なお客様である主婦層の方からも大変好評を頂いています(笑)
 
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―あのウワサにはそんな背景があったのですね!では最後に、これからインテリア紅葉さ んはどんな会社になっていきたいのかを教えてください。 
今、社員みんなに「どうして働くのか」をもう一度考えてみて欲しい、という話をしてい ます。お金のため、趣味のため、生活のため...そういった答えが多いのも事実です。しかし、本当にそれで良いのか、と。
私は、やはり仕事の中に自分たちの喜びを見つけて欲しい。そして、そのためのキーワードはやはり「お客様の笑顔」だと思っています。
 
では、 お客様が笑顔になってもらうために一体自分には何ができるのか? ということを、それぞ れが真剣に考えて欲しいんです。 
今って真剣に物事に取り組むことを「恥ずかしい」という風潮があるでしょう? でも私は、 頑張っている人を素直に応援する、良いことはみんなで褒めあう、正しいと思うことを正しいと伝えることは、全く恥ずかしいことではないと思うんです。
実際、我が社でも、ずっと毎朝恥ずかしがって小さな声でしか挨拶をしなかった若い社員 が、今では一番大きな声で挨拶をしてくれるようになりました。すると、不思議なもので会議などでも臆することなく自分の意見をしっかりと伝えてくれるようになってきたのです。また、中堅社員の一人は、自分がそれまで培ってきた技術や知識を若手に「教える」 ことに喜びを感じるようになってくれています。「私も変わらないと!」と、自発的にイン テリアコーディネーターの資格を取ろうとしてくれる女性社員もいます。
 
そうやって、み んなが「自分に今何ができるのか」、「5 年後 10 年後の自分がどうなっていたいのか」を考 えることで、自ずと「今」が変わってきています。そして、社員一人ひとりが仕事と真剣 に向き合ってくれることで、会社も一緒に成長しつつあるのをひしひしと感じています。 私自身も、そんなみんなの変化にもっと気付いて、褒めて、一緒に喜べる人でいようと努力中なんですが...(笑) 
そして近い将来、インテリア紅葉は知識や技術、そして仕事にプライドを持った、家族のように結束力の固い「最強の職人集団」になっているはずですので、ぜひ見ていてくださいね。 
 
 
第2回
12月10日(火)
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