第4回 株式会社伸和精工 柳井宏之さん

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第4回 株式会社伸和精工 柳井宏之さん

2015.12.08 |  はたらこ取材班が行く!社長に会いたい

みなさんは、会社の「顔」である社長さんがどんな人なのか、気になりませんか?

はたらこスタッフは、宇部の元気企業の社長さんにインタビューを行い、仕事のこと、社員のこと、そして会社の未来についてじっくり聞いていきます!

第4回は、株式会社伸和精工さんです。

こちらの企業は、産業機械部品製造などを手掛けており、1975年11月に設立されました。2015年2月には第10回宇部市イノベーション大賞を受賞され、宇部テクノパークに進出。近年、医療・航空分野への進出をめざし、他社との共同研究を実施しており、本格参入に向け新システムを導入した工場を建設。同社代表 柳井宏之さんにお話を伺いました。



―――まずは、二代目として引き継がれるまでのことをお聞かせください。
一度、福岡の電気工事の会社に勤めていました。20年位前なので、バブルが弾けたくらいの時期の就職で、業種的には正直ちょっと厳しい時期でした。そして、6年くらいしたときに「戻ってこないか」という話があって、地元・宇部へ戻ってきました。

―――現在、「ものづくり」というキーワードが見直されていますが、精密な部品を人の手で作る理由とは何でしょうか?
私たちが作っているものは、大量生産するものでは無く少量多品種なんです。なので、その都度プログラムも作り直すし、段取りも変えていく必要があるので、平均すると2割から3割は機械で行い、それ以外のほとんどは人の手で作る必要があるんです。
「ものづくり」という点でいうと、製造業はやはり実際に自分が手がけたものが「形」になる喜びがあります。実はつい最近、うちの部品はいま話題の「国産飛行機」の治工具(切削や検査作業等に使用される道具)として使われていると耳にしました。オーダーを頂いたものは極秘事項が多いので、実際に何に使われるのか分からないことが多いんです。でも、小さな一部分でも誰かのためになっている、と思うと嬉しいですね。

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―――製造業での「使命感」というものはありますか?
製造業は「コスト」と「スピード」のバランスです。きれいに作れば作るほど喜ぶお客様もいらっしゃれば、そうではないお客様もいらっしゃいます。きれいに作ると時間がかかる。そういった面では、お客様の望むものは何かを常に意識して、過剰品質にならないように良いものを早く納品していくことだと思っています。今は、医療分野の部品で、てんかんを抑えるための機械の一部分を開発しています。そこではきれいに作るよりも角を無くすなど、もっと品質的に重要視するものがあります。

―――これから、どのような展開を考えられていますか?
入社してからの夢の1つは、この工場を建てることでした。それは、今年叶えることができました。これからは、医療分野、航空分野、音楽分野に広げていきたいと考えています。そして、今は主に下請けですが、今後は商品開発型の企業になりたいとも考えています。現在も少しずつそういったお話をいただいているので、徐々にその方向に進んでいきたいですね。そしてゆくゆくは製品に「伸和精工」と名前が入るような商品づくりを目指したいですね。

―――柳井さんの社長としての夢は何ですか?
私は、20年30年先まで夢を持っています。逆算すると、来年はここまでになっていないと...ということまで見てくるので、目標を達成するために自分も必至ですし従業員の皆さんにも頑張ってもらっています。
そして...、私の夢の1つに「自分たちの技術を使ってギターを作りたい」というものがありました。私は趣味でギターを弾いているのですが、実は今、いつも自分のギターを修理に出している「プロビジョンギター」(宇部市臨空頭脳パーク)さんとコラボして、うちが削りだしたものを使ってギターを作っています。ただ、ギター製作に必要な技術は普通の工業製品を作っていたのでは作れません。しかし、どうすれば作れるか?と考えることで新しいノウハウが生まれます。その点でも、開発型企業は大変ではありますが、ノウハウの蓄積や目に見えない技術研鑽も財産になっていくので、これからも色々なものの製作にチャレンジしていきたいですね。いつか、プロビジョンギターさんとのつながりで、オール山口で音楽分野に乗り込みたい!と思っています。プロビジョンギターさんとうちでギターを作り、それを山口県出身のギタリストが弾く、なんてカッコイイですよね!

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―――では最後に、伸和精工さんが求める人材像とは、どのような方でしょうか?
やはり一番は「ものづくり」が好きな人。正直、この業界は体力的にも厳しい部分もあります。それでも、好きだったら続けていけるんですよね。あとは諦めない人。そして、チームで制作するので、チームワークを大切にできる人でしょうか。「ものづくり」に興味のある方、そして夢を大切にできる方、是非一緒に働きましょう!

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